ガイアメモリ研究所

・ガイアメモリとは？
ガイアメモリは特撮ドラマ「仮面ライダーW」の舞台であるエコの都市「風都」で密売されいる、「地球の記憶」をメモリアライズして怪物「ドーパント」に変身させる悪のUSBメモリ型生体感応端末。用途は端子付近のボタンを押し「ガイアウィスパー」と呼ばれる音声（声：立木文彦）が出てから刺青のようなマーク「生体コネクタ」に刺すことで異形ならざる姿であるドーパントに変身し、超人的な能力を得ることである。またガイアメモリには適合率が存在している。使用者の性格や精神力によってパワーアップしたり、使いこなすことができる。中でもガイアメモリの相性が良すぎて本来の能力を上回る能力を発揮する使用者のこと「過剰適合者」*1と呼ばれる。ちなみに例外*2もあるが老若男女問わず通常20歳以上にしか使いこなすことができない。また生体コネクタを設置し、ガイアメモリのユーザーになる方法は「生体コネクタ設置手術器」*3に体の各所に打ち込む必要がある。生体コネクタ自体普段は見えないがガイアウィスパーを鳴らすとその該当メモリの使用者に浮かび上がる。なおガイアメモリは1本1ユーザーしか使えないため。使いまわしは不可能であり、もし使いまわしすれば挿入部分にケロイド状に火傷し、毒素で苦しみ意識が混濁するようになる。ただし人体実験で１本のメモリが複数人がコネクタ付きで使用したケースもある*4。
風都には秘密裏に作られたガイアメモリの製造工場が数多く存在している。立地条件としては

1. 広大な底面積
2. 高い密閉性
3. Gマイクロ波を使っても影響が少ない環境

の三点である。
さらにメモリを使用すればするほどハイドープと呼ばれる超能力に目覚め、人間時でも能力が発現できるようになる。

・ガイアメモリの副作用は？
超常的な力を得ることができるガイアメモリだがその代償としてドライバーがない限りメモリの毒素により肉体的・精神的に侵され場合よっては死に至る。それでも耐えたとしても超人的な力に魅入られ禁断症状に陥ることがあるので一種の麻薬＋ドーピング薬剤に近いものである。
また各メモリごとにそれぞれ副作用が異なるが使用者の素質次第で克服可能。

ガイアメモリ	副作用
テラー	次第に恐怖心が麻痺していき、冷酷かつ残酷な人間性になる。
ナスカ	メモリの力が覚醒するほどに体にまわる毒素が強くなっていく。
マスカレイド	自爆機能によりメモリブレイクされると自爆し変身者ごと死亡する。
イエスタデイ	メモリブレイクされると全ての昨日＝過去の全ての記憶を失う。
アイズ	視力・視界強化の反動により疲れ目になりやすくなり、常に目薬が必要。
ロード	体組織の消耗により食人衝動を起こし、理性や判断力が失われていく。
アルコール	メモリに体が適応できなければ急性アルコール中毒を起こす。たとえ適合できたとしても風呂など血行が良くなる場所で使用すれば死に至る。
リアクター	変身解除後も体に高熱が残留し、定期的に冷却しないと焼死する。
オウル	メモリブレイクされると膨大な頭脳領域の反動で昏睡状態になる。

・ガイアメモリのモチーフと総数は？
地球の記憶を内包しているためモチーフは生物や有機物に留まらず、機械などの無機物や人工物、現象、固有名詞、果ては形のない感情や概念など多岐にわたり、従来の仮面ライダー怪人より特殊且つ多彩である。
正確な総数はいまだに不明だが続編のコミックである「風都探偵」でフィリップ曰く「153件が該当した。別次元に迷路を作れそうなメモリの総数だ。」と明言していることから、未登場含むテレビ本編に出てきたメモリ*5と合わせて280種類以上あることから総数自体はかなり膨大なものである。
ガイアメモリの内部の記憶の特性により、希少度が異なり、希少度が高いほど量産されにくい。逆にいえば量産型のメモリが存在しており同型のドーパントが出現してもさほど珍しくはない*6。

・ガイアメモリを壊す方法は？
ガイアメモリを破壊する方法は仮面ライダーによる「メモリブレイク」というガイアメモリだけを破壊して使用者を救う技を使うしかない。変身する前にメモリが破壊された例*7もあるが、稀に自分の意思でメモリ自体を壊した者*8もいる。メモリブレイクされた人間は必ず目の下にクマができ、体質によっては記憶障害*9が残ることがある。稀にイレギュラーなケースによって死亡すること*10もある。

・なぜ仮面ライダーはドーパントを戦えるのか？
仮面ライダー達はガイアメモリの毒素をなくしつつ、より効果的に能力を生かすために「次世代型メモリ」を使用している。また仮面ライダーが使用するドライバーもガイアドライバーの一種でこれでメモリの毒素をなくしている。そのため仮面ライダーもまたドーパントの一種に過ぎない。ただしドーパントから受け、負傷した場合は肉体自体生身の人間とは大差ないので現代医療では不可能*11であり当人の自然治癒・回復力に頼るしかない。また善良なガイアメモリと一つとしてギジメモリと呼ばれる地球の記憶が存在しない疑似型ガイアメモリに仮面ライダーのサポートツール「メモリガジェット」に挿入される。またガイアメモリに意思を組み込まれた独自の人工AIと「ライブモード」と呼ばれる動物型ロボットの姿を持ち、自らの判断で所有者の護衛やサポートを行う極めて珍しいメモリ「自立行動型メモリ」*12が存在する。